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【書評】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』流・究極の自己理解 | 本当にやりたいことに向かって全力疾走

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やりたいことがわからない
自分の人生、このままでいい気はしないけど、何をすればいいかわからない

 

就活に挑む大学生今の仕事を続けることに不安を抱えている人は、一度は考えたことがある悩みかと思います。

実際、コーチングをさせていただく際にもお話することが多いテーマの一つです。

 

逆にやりたいことがありすぎて、優先順位がつけられないという人もいるかも知れません。
(私はこちら派でした。笑)

 

では、本当にやりたいことはどうやって見つければ良いのでしょうか?

その見つけ方を教えてくれるのが、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本です。

 

本記事では本著の要約と実際に本著のワークをやってみた結果、感想を書いていきたいと思います。

 

内容の要約

自分軸の「本当にやりたいこと」を見つけることで、自分らしい今この瞬間を生きることができる

VUCA (=Volatility, Uncertainty, Complexity and Ambiguity) という言葉が、現代を表す象徴として使われています。

そんな先が見えず不安定な時代だからこそ、メリットから考える「なにをすべきか」という考え方から、自分の内側にある「なにをしたいか」に目を向ける考え方へシフトすることが重要です。

これにより、時代の変化に関わらず自分のやりたいことをブレずに行動し続けることができます。

 

また、今の時代はやりたいことの選択肢がたくさん見つかります。

だからこそ、自分軸のフィルターを通して「本当にやりたいこと」を見つける必要があります。

 

筆者は自分らしい今この瞬間を生きることが成功・幸せであり、「自分に嘘をつかずに生きる決意は今この瞬間にできる」と読者を励まして、「本当にやりたいことを見つけることで、最高の人生をスタートさせられる」と本著を締めくくります。

 

2つの公式から「本当にやりたいこと」を見つける

本著では、「やりたいこと」と「本当にやりたいこと」を分けて考えており、「やりたいこと」を見つけてから「本当にやりたいこと」を見つける手順を紹介しています。

「やりたいこと」とは、得意なことと好きなことをかけ合わせた、「好きなことを得意なやり方でやる」ことを指します。

 

ここで注意したいのは、やりたいことはなりたいもの (=職業) ではないということです。

うぇなりたいものから考えると、職業に対して自分が抱いている良いイメージから偏った見方をし、自身の価値観や人生の目的の実現手段が限定されてしまうからです。

 

それでは、やりたいことを見つけるために知るべき得意なことと好きなことについて見ていきましょう。

得意なことは生まれつきできる普遍的な資質

得意なこととは、生まれつき持っている、「成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン」(p.122) を指します。

このある種の癖は一長一短なものですが、それらをどう長所として活かしていくのか?ということと向き合うことが大切です。

 

この得意なことを考える際に注意してほしいのは、得意なことにスキル・知識は含まれないということです。

スキル・知識のような後天的に身に着け特定分野でのみ活用できるものではなく、苦なく自然に上手くできて、多くの仕事で活用できるものを「得意なこと」とします。

好きなことは興味・好奇心を感じる分野

好きなこととは、「興味・好奇心を感じる分野」(p.146) を指します。

この好きなことは仕事のモチベーションにつながります。

筆者は自身の体験から、「お金のために働いている人は、好きで働いている人には敵わない」と悟り、成功するためにこそ、好きなことをするのが良いと語っています。

 

上記で洗い出したやりたいことの中から、仕事にしていく「本当にやりたいこと」を導くため、大事なこと (=価値観) から仕事の目的を見つけて、フィルタリングに活用するのが良いとしています。

大事なことは人生の目的や仕事の目的を結ぶ価値観

大事なこととは、「どう生きたいか」という状態を示す人生のコンパスです。(p. 66)

大事なことを中心に仕事をつくることで、「自分が満たされて飽きない仕事ができ」さらに「お客さんも満たされて飽きない仕事ができる」としています。

 

ここで注意したいことが二つあります。

一つ目は、価値観は「月100万円稼ぐ!」のような目標とは別物であるということです。

価値観が「ずっと進み続ける人生の方向」であるのに対し、目標とは「その道の途中にあるチェックポイント」のことを指します。

価値観に沿ったモチベーションであれば、モチベーションは自然と湧いてきます。

 

二つ目は、本物の価値観と偽物の価値観を見分けることです。

「〜したい」という価値観は自分の内側から出てくる本物の価値観ですが、「〜すべき」「〜しなければいけない」という価値観は、親や社会から押しつけられてきた偽物の価値観です。

自分が本当に望んでいる本物の価値観のみを追いかけるようにしましょう。

 

尚、本著では「大事なこと→得意なこと→好きなこと」の順に深堀りするよう説いています。

 

自己理解のステップまとめ

  1. 大切なことを導くワークを実施し、人生の目的と仕事の目的を見つける
  2. 得意なことを導くワークを実施し、自分の長所を活かすパターンを見つける
  3. 好きなことを見つけるワークを実施する
  4. 好きなことと得意なことから「やりたいこと」をブレストする
  5. 仕事の目的に照らし合わせ、やりたいことの中から本当にやりたいことをピックアップする

 

 

本書のワークをやってみた結果…目から鱗!

上記のように5時間かけて本著のワークを実践すると、腹落ちして目の前が広がる感覚になりました。

目から鱗どころか魚一匹でてくる勢いでした。

 

私が見つけた「本当にやりたいこと」は以下の5つです。

  1. 言語力と思考力を広げる言語教育を行う英国専門塾で小中高生に教える
  2. 他社理解・尊重をテーマにした小説・エッセイを執筆する
  3. 傾聴 × 未来志向 × 個別最適なアプローチがテーマのコーチングを提供
  4. 読書カフェをオープンして読書会等に活用できる場づくり
  5. エグゼクティブ・管理職向けのコーチングと研修の提供

 

この自己理解により、目指したい方向がブレないため、そこに向かうためにするべき行動が明確になり、より早く進むことができる点が素晴らしいと思いました。

実際、身の回りですごいな〜と尊敬している方々は、実現したい価値観が言語化されていて、そこに向かって目的意識を持ちながら目標を立て、ガンガン行動されている人が多いと思います。

 

こうしてやりたいことが見えてきたので、実現方法を探るべく、元気なときに色んな人にお話を聞きに行き、行動を加速させていこうと思います。

 

得意なことを探す際には、ストレングスファインダーの結果も参考にしました。

ストレングスファインダーでも「資質」に注目している点で、本著でいう「得意なこと」に近いと感じたからです。

 

あまりに感動しすぎて、クライアント含めすでに3人の方におすすめしたところ、全員「この本はすごい!」と言ってくれました!

 

【おまけ】本当にやりたいこと探しのワークシート配布

少しでも多くの方が気軽にワークを出来るようにワークシートをpdfで作成しました。

私は最初、読書ノートで本著のワークをやりましたが、白紙のノートにでワークしていくのは少し時間がかかりました…

もしかしたらここで、ワークをやりたいのに心理的ハードルを感じている人がいるかも知れないと思い、作成したワークシートを配布したいと思います。

こちらのnoteの記事からワークシートをダウンロードできます。

よろしければぜひ活用してみてください!

 

ABOUT ME
Sachika
Sachika
キャリアコーチ
「自分が一番わくわくする人生を」というテーマでコーチングサービスを提供。 これまでに120名以上へのコーチングを実施。 自分自身のわくわくのためにオーストラリアへ移住し、現地の大学院へ進学予定。
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